女川原発2号機再稼働@東北電力
10月
30日
29日夜、東北電力は女川原発(宮城県石巻市、女川町)で2号機の原子炉を起動し、13年ぶりに再稼働させました。
2011年3月の東日本大震災後、2012年5月に北海道電力の泊原発3号機が停止して以来続いていた東日本での「原発ゼロ」が解消しました。東日本での原発再稼働は初めてで、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としても初めてになります。
東北電は午後7時に、原子炉内で核分裂を抑える制御棒137本を引き抜く作業を開始。1本ずつ抜いていき、約3時間で核分裂反応が継続する「臨界」状態を見込んでいます。
長期間運転していなかったことを踏まえて、11月7日にも発電を再開させた後で、いったん運転を停止。各設備に異常がないかを点検した上で再び起動させ、12月ごろの営業運転開始を想定しています。