「沢村賞」該当者なし
10月
29日
28日、優秀な先発完投型の投手に贈られる最高の名誉「沢村賞」の選考委員会が都内で行われ、2019年以来5年ぶりに該当者なしとなりました。
会見に出席した<堀内恒夫選考委員長>は「基本的には誰か1人ベストピッチャーを選びたい」とした上で「これほど投高打低という時代に、数字を見てますと誰か1人に絞るということは非常に難しく」と選考が難航したことを明かしています。
「沢村賞」の選考基準は「25登板以上」・「10完投以上」・「15勝以上」・「勝率6割以上」・「200投球回以上」・「150奪三振以上」・「防御率2.50以下」の7項目です。
最終候補には<戸郷翔征>(24、巨人)と<有原航平>(32、ソフトバンク)が挙がったようです。<戸郷翔征>は今季26登板、12勝、4完投、156奪三振、勝率.600、180投球回、防御率1.95で、選考基準の7項目のうち4項目をクリアしています。<有原航平>は、26登板、14勝、3完投、勝率.667、182.2投球回、137奪三振、防御率2.36で2項目をクリアでした。