8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米長期金利が一段と上昇し、金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されています。半面、米経済が大幅な悪化を避けられるとの見方は主力株への買いを誘い、ダウ平均は上げる場面もありました。
米長期金利は8日に一時(4.05%)と8月上旬以来の高水準を付けています。前週
4日末発表の9月の米雇用統計が、労働市場の底堅さを示しました。市場では米連邦準備理事会(FRB)が次回11月の会合で利下げ幅を前回と同じ(0.5%)にするとの見方が後退しています。10月の雇用統計の内容次第では、利下げを見送るとの予想も一部に出ています。
ダウ平均株価は、前日比126ドル13セント(0.30%)高の4万2080ドル37セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比259.01ポイント(1.45%)高の1万8182.92でした。
S&P500種株価指数は、前日比55.19ポイント (0.97%)高の5751.13でした。