「1ドル=144円67銭」
9月
26日
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比1円50銭円安・ドル高の「1ドル=144円70〜80銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=143円88銭、安値は「1ドル=144円84銭」と、3週間ぶりの円安・ドル高水準を付けています。
米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢になりました。月末と四半期末に伴う実需の円売り・ドル買いも出ています。
米債券市場で10年物国債利回りは、債券価格は安くなる前日比(0.05%)高い(3.78%)で取引を終えています。米経済の底堅さを意識した債券売りが出やすい状況でした。25日発表の8月の新築住宅販売件数は前月比(4.7%)減ったものの、市場予想(5.3%減)ほど落ち込まなかったことも、円売り・ドル買いにつながっています。
月末と四半期末を控えて週内は、ドル買いが入りやすい流れが見込まれています。26日には<パウエル(FRB)議長>を含む複数の高官による発言機会が相次ぎます。27日には(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の8月分が発表されます。一連のイベントを前に持ち高調整の円売り・ドル買いが出やすい面もありました。