「1ドル=146円20銭」
8月
31日
30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前日比1円20銭円安・ドル高の「1ドル=146円15〜25銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=146円25銭」、高値は「1ドル=145円25銭」でした。
米長期金利の上昇に加え、月末のドル買い需要が円相場の重荷となりました。
米長期金利は債券価格は安くなる、前日比(0.04%)高い(3.90%)で終えています。足元の米経済指標が雇用や消費の底堅さを示し、米経済がソフトランディング(軟着陸)に向かうとの見方が強まっています。市場では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が(0.5%)ではなく(0.25%)となるとの観測が強まっています。
円の対ドル相場は7月上旬に「1ドル=161円台後半」に下げた後に底入れし、8月上旬には「1ドル=141円台」まで水準を切り上げていました。米利下げ観測から足元でドルは欧州通貨に対しても売られており、持ち高調整や利益確定目的などでドルを買い戻す動きも出ています。