「1ドル=156円15銭」
7月
18日
17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前日比2円5千円高・ドル安の「1ドル=156円20〜30銭」で取引を終えています。
日米両国の要人からの円安・ドル高をけん制する発言を受け、円売り・ドル買いの持ち高を縮小する動きが進みました。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを始めるとの観測も引き続き円相場を支えています。一時「1ドル=156円06銭」近辺と6月中旬以来およそ1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けています。円の安値は「1ドル=156円73銭」でした。
16日、米ブルームバーグ通信が配信しましたインタビュー記事の中で、米国の<トランプ前大統領>が円安や人民元安を念頭に「我々は通貨問題を抱えている」と述べています。17日の米ブルームバーグ通信のインタビューでは、日本の<河野太郎デジタル相>が円安是正のために日銀に利上げを求める姿勢を示しました。
(FRB)の利下げ観測も根強く、(FRB)の<ウォラー理事>は、17日の講演で「利下げが正当化される時期に近づいている」との認識を示しました。市場では、投機的な円売り・ドル買いが仕掛けにくくなっています。