日経平均株価(4月11日)終値3万9442円63銭
4月
11日
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は198円08銭(0.50%)安の3万9383円73銭でした。下げ幅は一時500円を超え「3万9065円31銭」の安値を付けています。
前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、東京市場でも売りが優勢でした。10日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が遅れるとの憶測が重荷になりました。
3月の米(CPI)の上昇率が「3.5%」と市場予想(3.4%)を上回ったのを受け、(FRB)の利下げ時期が当初予想の6月から7月か9月にずれ込むとの見方が広がっています。米金利の高止まりが続けば、PER(株価収益率)の高いハイテク株を中心に株式の相対的な割高感が意識されやすいとの受け止めから、11日の東京市場では値がさの半導体関連株をはじめ幅広い銘柄に売りが出ています。
もっとも売り一巡後は下げ幅を縮小しています。外国為替市場では円相場が34年ぶりに一時「1ドル=153円台」に下落するなど、円安・ドル高が進行しています。輸出採算が改善するとの期待からトヨタなど自動車関連株の一角には押し目買いが入っています。
終値は、前日比139円18銭(0.35%)安の3万9442円63銭でした。