4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。前週末までに米株式相場が最高値圏に達した後で、持ち高調整の売りが優勢となりました。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前週末に連日で過去最高値を更新。ダウ平均も2月後半に付けた最高値に近い水準にあり、主力株の一角に目先の利益確定や持ち高調整の売りが出やすくなっています。
米債券市場では、債券価格が安くなる長期金利が前週末終値(4.18%)より高い(4.2%)台前半で推移しています。株式の相対的な割高感を意識した売りも出ています。
アップルの下落もダウ平均の重荷となりました。欧州連合(EU)の欧州委員会が4日、
18億ユーロの制裁金を科すと発表しています。音楽ストリーミング配信市場で支配的地位の乱用があったと判断したためだといいます。
ダウ平均株価は、前週末比97ドル55セント(0.25%)安の3万8989ドル83セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比67.43ポイント(0.41%)安の1万6207.51でした。
S&P500種株価指数は、前週末比6.13ポイント (0.12%)安の5130.95でした。