22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比20銭円安・ドル高の「1ドル=150円45〜55銭」で取引を終えています。日米の株式相場が上昇し、「低リスク通貨」とされる円に売りが出ています。円の安値は「1ドル=150円69銭」、高値は「1ドル=150円38銭」でした。
もっとも、円の下値は堅く、米連邦準備理事会(FRB)の<ジェファーソン副議長>は22日の講演で、2024年の米経済について「支出と生産が減速する」との見通しを示しました。その上で「経済がおおむね想定通りなら年後半に引き締め的な政策を巻き戻すのが適切になるだろう」と述べ、早期の利下げからは距離を置いた発言ではあるものの、年内に政策金利を引き下げる可能性が改めて意識されたことから円買い・ドル売りもでています。