23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まりました。同日朝に決算を発表した工業製品・事務用品のスリーエムが大きく下げ、指数の重荷となりました。半面、決算を評価した買いが先行した銘柄もあり、米株相場の下値は堅いです。
23日、スリーエムは2023年10〜12月期決算を発表し、同時に示した12月月期通期の業績見通しは1株利益が市場予想に届きませんでした。売りが先行し、下落率は(10%弱)となる場面が出ています。決算を発表した医薬品・医療機器のジョンソン・エンド・ジョンソンも売られ、ダウ平均を下押ししている。
ダウ平均株価は前日に最高値を更新し、初めて「3万8000ドル台」に乗せています。主力銘柄を中心に利益確定売りが出ているのも米株相場の重荷となっています。
終値は、前日比96ドル36セント(0.20%)安の3万7905ドル45セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比65.66ポイント(0.43%)高の1万5425.94でした。
S&P500種は、前日比14.17ポイント (0.29%)高の4864.60でした。