18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続落して始まりました。米長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感を意識した売りが出ています。もっとも、半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が、18日に発表した好調な業績見通しを背景に半導体株や主力ハイテク株が買われやすく、ダウ平均を下支えしています。
米長期金利は一時価格が安くなる前日比(0.05%)高い(4.15%)を付ける場面がありました。朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想に反して前の週から減り、米労働市場の底堅さを示しています。前日発表の2023年12月の米小売売上高は市場予想以上に前月から増えており、過度な早期利下げ転換観測が後退しています。
午後に入り、足元で下げが目立っていたスマートフォンのアップルを中心にハイテク株全般が買われています。
終値は反発し、前日比201ドル94セント(0.54%)高の3万7468ドル61セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発、前日比200.03ポイント(1.35%)高の1万5055.65でした。
S&P500種は、前日比41.73ポイント (0.88%)高の4780.94でした。