<マッカーシー下院議長>解任@アメリカ議会下院
10月
4日
下院(定数435、欠員2)の現有議席は共和党221、民主党212。共和党から5人が「造反」すれば思うように議案を通せない状況で、議会運営を主導する<マッカーシー下院議長>は弱い立場に置かれてきました。
政府の新年度予算案をめぐって共和党内で対立が続く中、共和党の最強硬派<ゲーツ議員>が、9月30日に成立した11月中旬までの政府つなぎ予算に関し、歳出の大幅削減が盛り込まれなかったことや、<マッカーシー下院議長>が民主党と協力したことに不満を示し、10月2日に動議を提出していました。
アメリカメディアによりますと、下院議長の解任動議が可決するのは歴史上、初めてだということで、議長選出が難航するのは必至で、2024会計年度(2023年10月~2024年9月)の予算編成や対ウクライナ支援の遅滞といった悪影響が懸念され、議会の混乱は避けれない状況だと思います。