昨日は、独特の容姿を持つ「ルリタテハ」の幼虫をようやく観察することができました。
今年は「ツマグロヒョウモン」を食草である「パンジー」で見つけましたので、その後も「幼虫」に注意していました。
蝶・蛾にはそれぞれの幼虫に食草があり、覚えておくとメスの成虫の飛来や幼虫の発見に役立つかと思います。
●「モンシロチョウ」・・・キャベツ・アブラナ・大根などのアブラナ科
●「モンキチョウ」・・・クローバーなどのマメ科
●「ナミアゲハ」・・・カラタチ・山椒・ミカンなどのミカン科
●「キアゲハ」・・・人参・パセリ・セリなどのセリ科
●「アオスジアゲハ」・・・タブノキ・ヤブニッケイなどのクスノキ科
●「ヤマトシジミ」・・・カタバミ
●「ヒメアカタテハ」・・・ハハコグサ・ヨモギ・ゴボウなどのキク科
植物には、それぞれ産卵刺激物質が出ているようです。母蝶の前脚の先端には、〈ふ節〉と呼ばれる部分に化学感覚子を持ち、その植物に含まれる化合物を認識できる機能があり、産卵前に葉の表面を前脚でたたいて、化合物を感じ取り産卵します。それぞれの幼虫の食草以外の葉には絶対に産み付けることはありません。これから産まれてくる幼虫の成長の為に、食草選びの不思議な能力を身につけています。
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