レンズを向ける前には、翅をたたんでいましたチョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミ亜科の【ヤマトシジミ】でしたが、シャッターを切った時には翅を広げていました。
【ヤマトシジミ】の翅は、後胸背部には後翅がつき、前翅は直角三角形型、後翅は楕円形型です。雌雄で翅色が異なり、
「オス」の翅表は青色から青白色で、前翅では翅外縁部に黒色の帯を有し、後翅では翅外縁部および前部に黒色の帯があります。「メス」では前後とも一様に黒色から蝋色をしています。
翅裏は雌雄ほぼ同一で灰褐色の地色に、
円形またはくの字型の黒色斑紋があります。地色はオスではやや青みを帯びています。斑紋は翅の基部側より基部斑列、中央斑列、第3斑列、第2斑列、第1斑列に分かれ、前後翅とも基部斑列に4から6個、中央班列に1個(くの字型)、第3斑列、第2斑列、第1斑列に7個から9個の黒色斑紋が並んでいます。各斑紋は翅脈を越えません。