『地下鉄に乗って』@NHK-BSプレミアム
8月
1日
作家<浅田次郎>の同名小説『地下鉄(メトロ)に乗って』(1994年3月・徳間書店)を<堤真一>主演で映画化しています。営業マンの「長谷部真次」は、仕事帰りの地下鉄の駅で、父「小沼佐吉」が倒れたとの連絡を受けます。気難しく威圧的な父とは高校卒業と同時に絶縁しており、長い間顔を合わせていませんでした。
地下道を歩きながら、父とケンカして家を飛び出したまま帰らぬ人となった兄を思い出す「真次」でしたが、そんな彼の前を、亡き兄に似た人影が横切ります。後を追って地上へ出ると、そこは兄が死んだ昭和39年の東京でした。
その後「真次」は、同僚であり、自立した愛人関係でもある「軽部みち子」と共に、現実と過去を行き来しながら、兄の過去、そして、父の生き方を目撃していきます。
主人公「長谷部真次」に<堤真一>、「軽部みち子」に<岡本綾>、「小沼佐吉 / アムール」に<大沢たかお>、「お時」に<常盤貴子>、「野平啓吾(先生)」に<田中泯>、「岡村会長」に<笹野高史>、「長谷部節子(真次の妻)」に<中村久美>、「長谷部民枝(若年期)」に<中島ひろ子>、「長谷部民枝(現在)」の<吉行和子>らが出演、監督は、<篠原哲雄>が務めています。