ファルコン植物記(2136)ど根性な(46)【赤ジソ】
6月
27日
【赤ジソ(赤紫蘇)】は、ヒマラヤから中国南部が原産で、日本には中国から名前と共に伝わり、平安時代には栽培されていたようです。紫蘇の「蘇」にはよみがえりの意味があり、食中毒になった人を紫蘇で回復させた中国の言い伝えに由来する名前です。
古名を「イヌエ」と言い、イヌは似て非なるものの意味で、エとは「エゴマ」のことを指し、エゴマに似ていますがエゴマとは異なる植物という意味で呼ばれたものと考えられています。葉の色によって「赤ジソ」・「青ジソ」に大別され、「大葉」は「青ジソ」の別名です。葉のしわが多いものは「チリメンジソ」と呼ばれています。
本種は一年草で、茎はシソ科特有の四角形で直立し、高さ70~1 00cm程度まで成長しますが、さて、このど根性さんの【赤ジソ】はどうなるでしょうか。