日経平均株価(4月28日)@終値2万8856円44銭
4月
28日
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が「524ドル高」となるなど、主要な株価指数が急伸し、東京市場でも投資家心理が上向き、リスク選好が強まりました。前日発表の2023年1~3月期の米国内総生産(GDP)速報値の結果が景気の底堅さを示したと受け止められ、米景気への過度な懸念が和らいだことも相場の支えとなりました。
28日昼ごろとみられる日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて積極的な売買を見送る投資家は多く、神経質な値動きでしたが、「短期金利をマイナス(0.1%)とし、長期金利を(0%)程度に誘導する現行の政策を続ける」との発表がなされ、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の維持を決定しています。当面、政策修正はないとの見方から買い安心感が広がり、後場において上げ幅が一時400円を超えています。
終値は大幅に続伸し、前日比398円76銭(1.40%)高の2万8856円44銭と、(4月18日)に付けました「2万8658円93銭」を上回って年初来高値を更新しています。