『夜、鳥たちが啼く』@<城定秀夫>監督
11月
22日
『アルプススタンドのはしの方』・『ビリーバーズ』・『銀平町シネマブルース』などの<城定秀夫>が監督を務め<佐藤泰志>の短編小説を映画化しました。破壊衝動を内に秘めた売れない小説家「慎一」と、愛をあきらめかけたシングルマザー「裕子」のいびつな〈半同居生活〉が描かれています。ています。
売れない作家「慎一」は同棲していた恋人に去られ、鬱屈とした日々を送っていました。そんな彼のもとに、友人の元妻「裕子」が幼い息子「アキラ」を連れて引っ越してきます。恋人と暮らしていた一軒家を母子に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きする「慎一」は、これまで身勝手に他者を傷つけてきた自らの無様な姿を終わりのない物語へとつづっていきます。
一方、「裕子」は「アキラ」が眠ると町へ繰り出し、行きずりの男たちと身体を重ねます。互いに深入りしないように距離を保ちながら、表面的には穏やかな日常を送る「慎一」と「裕子」でした。
<山田裕貴>が「慎一」を演じ、「アキラ」を演じたのはオーディションで選ばれた子役「森優理斗」です。