20日、千葉市の幕張メッセで第43回将棋日本シリーズJTプロ公式戦決勝が<藤井聡太五冠>(竜王、王位、叡王、王将、棋聖)対<斎藤慎太郎八段>戦が行われ、後手の<藤井聡太五冠>が114手で勝ち、大会初優勝と史上最年少優勝を飾っています。
JT杯は1980年創設され、前回優勝者(今回の場合は豊島将之JT杯覇者)と、8大タイトルホルダー(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)に、賞金ランキング上位者を加えたトップ棋士12人による勝ち抜き戦です。地方転戦して、公開対局で優勝を争います。優勝賞金500万円、準優勝150万円。持ち時間各10分。使い切ったら1手30秒未満秒読み。ただし、秒読み後、1分単位で5回の考慮時間がある早指し戦です。
<藤井聡太五冠>が、新たな記録を残しました。4年連続4回目の出場、2年連続決勝進出で摑んだ栄光は、また〈最年少記録〉。20歳4か月での勝利は、1991年に<羽生善治九段>が打ち立てた21歳2か月の記録を21年ぶりに更新しています。
持ち時間は各10分の早指しの本局。振り駒の結果、後手となった<藤井聡太五冠>でしたが、戦型は両者が得意とする角換わりに。先手の<斎藤慎太郎八段>が先に持ち時間を使い切ると、<藤井聡太五冠>が形勢を優位に進め、勝ち切りました。
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