一時は、林の近くの藪をよく通り、【ヤブキリ】の幼虫などの観察の機会が多くありましたが、足を悪くしてからは通る道でもなくなり、久しぶりに、バッタ目(直翅目)キリギリス科のオスの【ヤブキリ】と遭遇しました。
【ヤブキリ】の体長(頭部より羽の先まで)は、45-55ミリ前後。体色は緑が普通です。まれに全身が黒褐色になるものもいます。羽は腹端より僅かに出ています。頭頂から羽の先まで背面を貫くように褐色の筋が入ります。
一見キリギリスに似ていますが、羽をのぞいた体長はより小さめ、後肢も短めで、樹上生活に適応したコンパクトな体型をしています。反面顎や脚の棘はキリギリスより長く、より捕食に特化し、趺節も発達しています。
また夜の活動がメインとなるため触角が長いです。羽は腹部より短くなることはなく、また特に目だった模様もありません。メスの産卵管は長めで、腹部と胸部を足したぐらいの長さ。キリギリスと異なりまっすぐに伸びています。
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