ダウ平均株価(9月15日)@終値3万0961ドル82セント
9月
16日
13日に今年最大の下落となり、前日も小幅反発にとどまったとあって、値ごろ感からの買いが入りました。市場予想を上回る米小売り統計を好感して消費関連銘柄が買われています。金融株への買いも相場を支えています。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ加速への警戒は強く、ダウ平均は朝方には下げる場面も出ています。
取引開始前に発表された8月の米小売売上高は前月比(0.3%増)と市場予想(0.0%)を上回りました。高インフレ下でも消費は底堅いと受け止められ、消費関連株の買いを誘っています。
米債券市場で長期金利が(3.46%)と前日終値(3.40%)から上昇し、6月に付けた今年の最高水準(3.49%)に近づいています。利ざや拡大につながるとの見方から、金融株が総じて買われています。半面、長期金利上昇は高PER(株価収益率)のハイテク株の一角には重荷となり、売られています。
終値は反落し、前日比173ドル27セント(0.56%)安の3万0961ドル82セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比167.321ポイント安の1万1552.357でした。