プランターに植えられている苗に直径1.5センチほどの黄色い花が咲いているのを見つけました。
葉と花の形を観察しますとナス科ナス属の「トマト」のようです。「トマト」の花びらは、全体的に皺がよっています。地面に向かってうつむくように咲くのが特徴的です。花色は黄色が一般的ですが、品種改良したもののなかには、ごく稀に白色に咲く場合があります。
「トマト」は食用としての印象が強いですが、日本には江戸時代の17世紀初め(寛文年間ごろ)に、オランダ人によって長崎へ伝わったのが最初とされ、当時は観賞用で「唐柿」(とうがき)や、「唐茄子」(とうなすび)と呼ばれていたという歴史があります。
黄色もしくは白いトマトの花は、小さい筒状の花です。一見すると雄しべや雌しべが見つけらませんが、黄色の細長い筒状になった花弁の中にあります。風や昆虫の移動など自然の力を利用して、花弁のなかで揺れて交配するのが特徴の一つです。
どのような「トマト」の種類が実るのか、プランター栽培ですのでおそらくミニトマト系だと思うのですが、また機会があれば覗いてみます。
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