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- 『あなたと過ごした日に』@<フェルナンド・トルエバ>監督
公衆衛生専門家<エクトル・アバド・ゴメス>の半生を息子の視点から描いたコロンビア映画『El olvido que seremos』が、邦題『あなたと過ごした日に』として、2022年7月20日に公開されますが、予告編が解禁されています。
本作の舞台は、麻薬カルテルが台頭する1970年代のコロンビア・メデジン。父の「エクトル・アバド・ゴメス」と同じ名を持つ「エクトル」は、姉妹に囲まれた唯一の男子として深い愛情を注がれて育ちます。
公衆衛生が専門の大学教授である父「アバド」の家庭は寛容と愛の心を育む教育により、活気と創造性に満ちあふれていました。そんな中、姉妹の1人が病魔に冒されます。それをきっかけに、悲しみと怒りに突き動かされた「アバド」は政治活動にのめり込み、家族の日常も次第に変化していきます。
分断されたメデジンの社会ではテロが多発し、自由を信奉する「アバド」の声を封じるため準軍事組織の動きが加速していきますが、彼は家族の心配をよそに市長選への出馬を決意します。
監督は『ベルエポック』(1993年)で第66回アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した<フェルナンド・トルエバ>が務めています。『ふたりのベロニカ』(1991年)の<ズビグニエフ・プレイスネル>が音楽を手がけ、「アバド」を『トーク・トゥ・ハー』(2002年)の<ハビエル・カマラ>が演じています。父を慕う少年時代の息子役に、新鋭<ニコラス・レジェス・カノ>。青年時代の息子役を、<アピチャッポン・ウィーラセタクン>監督作『MEMORIA メモリア』(2021年)で<ティルダ・スウィントン>と共演した<フアン・パブロ・ウレゴ>が演じています。
本作は2020 年アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表作に選出され、2020 年カンヌ国際映画祭正式出品、2021 年ゴヤ賞最優秀イベロアメリカ映画賞を受賞した期待の作品です。
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