『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』@<トム・ドナヒュー>監督
3月
12日
2012年に製作された本作は、ハリウッドで活躍したキャスティングの先駆者<マリオン・ドハティ>を中心に、配役という仕事に迫るドキュメンタリーです。
役者を単純にタイプ分けしていた古い配役方法からユニークで多彩なアンサンブルキャストへ移行する道筋を作り、アメリカンニューシネマの到来を告げた<マリオン・ドハティ>の人生を通して映画史に新たな光を当てています。<トム・ドナヒュー>が監督を務めています。
予告編には「映画は9割以上がキャスティングで決まる」と語る<マーティン・スコセッシ>や、「映画に出られたのは彼女のおかげ」・「俳優に必要な『励まし』そのもの、そんな存在だった」と感謝する<グレン・クローズ>、<アル・パチーノ>の姿が収められています。中盤では、後進のキャスティングディレクターが「この仕事には根強い誤解がある」「今でも秘書や助手と勘違いされる」と語っています。