『チェチェンへようこそーゲイの粛清ー』@<デビッド・フランス>監督
2月
22日
ゲイやトランスジェンダーであることが〈悪〉とされるチェチェンでは、LGBTQの人々は当局が関与する拘束や拷問への恐怖に怯え、息を潜めて暮らしています。しかし世界的に抗議の声をあげるには情報が少なく、ロシア連邦政府からの対応も得られないため、活動家たちは秘密裏にネットワークを駆使し、想像を絶する危険な仕事に奔走します。
映画ではロシアLGBTネットワークやモスクワLGBT+イニシアティブコミュニティセンターの活動家グループに密着し、彼らが直面する困難と日々の地下活動をゲリラ撮影の手法で記録しています。
当事者の安全のため最新技術を駆使して匿名性を守りながら、非人道的な迫害の様子と危機的状況を暴き出す監督は、 伝説的なトランスジェンダーのドキュメンタリー『マーシャ・P・ジョンソンの生と死』(2017年)などで知られ、ノンフィクション作家としても活躍する<デビッド・フランス>が務めています。