『ボストン市庁舎』@<フレデリック・ワイズマン>監督
11月
8日
竣工された1960年代当時のモダニズムの代表建築として知られるボストン市庁舎は、<カルマン・マキンネル&ノウルズ>設計により〈市民がアクセスしやすいオープンな場所になるように〉と広場を中心にデザインされています。それを象徴するように、ポスター下部には、映画の最も象徴的な人物である<マーティ・ウォルシュ市長>と職員らが、市民と向き合うように配されています。
多様な人種と文化が共存する大都市ボストン。カメラは市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへと繰り出します。警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録、ホームレスの人々の支援、同性婚の承認など数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏、そして市民の幸せのために奮闘する市長<マーティ・ウォルシュ>と市役所職員たちの姿を映し出します。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021インターナショナル・コンペティション部門優秀賞受賞作品です。