ファルコン昆虫記(897)終齢幼虫【ヒメシロモンドクガ】
11月
7日
【ヒメシロモンドクガ】は、チョウ目ドクガ科に属するガの一種で、北海道、本州、四国、九州と、シベリア、朝鮮半島、台湾に生息しています。ドクガ科ですが、卵、幼虫、繭、成虫ともに毒針毛をもっていません。
全長約40mm。体色は淡褐色~黒褐色で、背面に黒色の広い帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びています。黒色の帯状筋には白~黒褐色のブラシ状の毛束が4つあります。3齢を越えたころ、頭部の左右からやや長い黒い毛束を前方に突き出します。4齢になると腹部側面に1対の黒い毛束ができます。終齢になると、尾部にも灰色~黒褐色の毛束がみられるようになります。