ダウ平均株価(8月24日)@終値3万5366ドル26セント
8月
25日
米食品医薬品局(FDA)が23日に米製薬ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンを正式承認しています。ワクチン接種率が高まり、今秋から登校や出社などが順調に進み、米景気回復を支えるとの見方が好感され、景気敏感株を中心に買いが優勢となりました。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策を見極めたいとのムードも強く、取引終了にかけては伸び悩んでいます。
27日開催の金融政策を討議するジャクソンホール会議で、<パウエル>FRB議長の講演が予定されています。テーパリング(量的緩和の縮小)についての言及に関心が高まっており、積極的に上値を追う動きは限られました。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比77.148ポイント(0.51%)高の1万5019.800と連日で過去最高値を更新しています。1万5000台に乗せるのは初めて。また、多くの機関投資家が運用の参考とするS&P500種株価指数は4日続伸し、前日比6.70ポ6イント高の4486.23と過去最高値を更新しています。