『アジアの天使』@<石井裕也>監督
6月
27日
ひとり息子の「学」を持つ「青木剛」は妻を病気で亡くし、疎遠になっていた兄が暮らすソウルへ渡ります。兄からは「韓国で仕事がある」と言われていたのですが、「剛」の期待とは違い、兄はその日暮らしの貧しい生活を送っていました。「剛」はほとんど韓国語も話せないまま、怪しい化粧品の輸入販売を手伝い始めます。
一方、ソウルでタレント活動をする「チェ・ソル」は、市場のステージで誰も聴いていない歌を歌う仕事しかなく、所属事務所の社長と関係を持ちながら、仕事や家族との関係について心を悩ませていました。主人公「剛」を<池松壮亮>、兄を<オダギリジョー>が演じています。そのほか、「チェ・ソル」役に『金子文子と朴烈』(2017年・監督: イ・ジュンイク)の<チェ・ヒソ>など、キャストやスタッフの多くは韓国人が務めています。