英医学誌『BMJ』(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)は、今夏の東京五輪・パラリンピックについて、「今年の夏に開催する計画は緊急に再考されなければならない」と訴える、国立病院機構三重病院の<谷口清州>氏、英キングス・カレッジ・ロンドンの<渋谷健司>氏、英エディンバラ大の<デビ・スリダー>氏らが名を連ねた論文を掲載しています。公開は14日付。日本政府などの大会を安全に開催する能力を疑問視しています。
東京五輪をめぐっては、開幕まで100日を切りましたが、国内外から大会に対する懸念の声が次々と上がる事態に発展しています。
論文は「他のアジア太平洋の国々と異なり、日本は新型コロナウイルスを封じ込めていない」と指摘。その上で「限定的な検査能力とワクチン展開の遅れは、政治的指導力の欠如に起因している」と批判しています。
加えて、「国内観客数の上限はまだ決まっていないが、逼迫する医療体制と非効率な検査・追跡・隔離の仕組みは、大会を安全に開催し、大量動員によって起きる感染拡大を封じ込める日本の能力を大きく損なうだろう」と懸念を示しています。
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