新型コロナウイルスの「研究所流出説否定」@(WHO)国際調査団
2月
10日
国際調査団は国際社会が注目していた「武漢ウイルス研究所」からの流出説をほぼ否定しつつ、ウイルスが武漢以外の場所で発生した可能性にも言及した。今後、周辺国も含めて調査を続けたい考えです。
国際調査団を率いる感染症専門家<ピーター・ベンエンバレク>氏は、人への感染経路について「中間の動物を介した感染が最も可能性がある」とした上で、「ウイルスが発生したのは武漢とは限らない」と述べています。調査団メンバーの<マリオン・クープマンス>氏によりますと、「治療に当たった233か所の病院の病例や死亡率から判断した」といいます。
<ベンエンバレク>氏は、武漢で採取された新型コロナの遺伝子配列は「コウモリのものと高い相関がある」とし、ウイルスの起源究明には、中国だけでなく近隣諸国でもコウモリのサンプルを調べる必要があると強調しています。