<全斗煥>元大統領有罪判決@韓国・光州地裁
12月
1日
光州地裁は<全>被告に懲役8月、執行猶予2年の有罪判決(求刑・懲役1年6月)を言い渡しています。
<全>被告は「事件当時、軍のヘリコプターが上空から市民に向けて機銃掃射を加えた」と証言した故<チョ・ビオ>神父を、2017年に出版した回顧録で「聖職者という言葉が意味をなさないほど破廉恥なうそつき」と非難し目撃証言を否定。2017年8月19日までに光州地方裁判所は、回顧録の発売を禁止する仮処分を下した[ことに続き、2018年5月には「死者名誉毀損罪」で<全斗煥>を在宅起訴。2019年3月11日には、裁判所からの強制出頭命令を受け、全斗煥が出廷しています。
裁判ではヘリからの銃撃の有無が主要な争点で、<全>被告は公判で「ヘリから射撃した事実はない」と起訴事実を否認し、客観的な証拠がないと主張してきました。しかし、判決は銃撃の事実を認め、著書での記述が虚偽であり故人の名誉を毀損したと判断。全被告側の主張を退けています。