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『コントラ』@<アンシュル・チョウハン>監督

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『コントラ』@<アンシュル・チ...
北米最大規模の日本映画祭「JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ」のネクストジェネレーション・コンペティション部門で《大林賞》を受賞した『コントラ』が、2021年春に公開されます。

本作は、 『東京不穏詩』 (2018年)で長編監督デビューし、日本を拠点に活動しているインド出身の<アンシュル・チョウハン>(34)の長編第2作目です。

戦争の記憶、地方の鬱屈、経済格差といった現代日本の社会問題を、モノクロ映像で映し出します。劇中では、祖父が遺した第2次世界大戦中の日記を見つけた女子高生「ソラ」と、後ろ向きにしか歩けないホームレスの男の不思議な交流が描かれます。「ソラ」を<円井わん>(22)、ホームレスの男を<間瀬英正>(41)が演じ、ソラの父に<山田太一>(86)が扮しています。

米現地時間7月17日から30日にかけてオンラインで開催されました、「第14回JAPAN CUTS」。故<大林宣彦>監督の名前を冠する《大林賞》は、ネクストジェネレーション部門からもっとも優れた作品を選出する賞として、今年度新設されています。初代受賞作に『コントラ』を選んだ理由を、審査員の<安藤桃子>、<ジュリアン・ロス>、<高松美由紀>は、「この作品の監督は、映画という枠の中で彼独自の世界を創り上げるべく、日本を見る双眼鏡を持ち続けることができる監督だと信じています」と述べています。
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