フランスの首都パリは8日、新型コロナウイルスの感染者数が市内や周辺地域で増加している状況を踏まえ、屋外の混雑する場所や観光地でのマスク着用を義務付けると発表しています。
屋外でのマスク着用は、10日朝から対象地域にはセーヌ川沿いやパリ市内の100か所超の街路、サクレクール寺院があるモンマルトルなどの観光地が含まれ義務付けられます。パリとその周辺地域では毎日400人前後が新型コロナウイルス検査で陽性となっており、特に20代と30代に感染が広がっています。
この措置をめぐっては、<アンヌ・イダルゴ>市長が今月に入って正式に要請したことで広く予想されていました。
警察は「大勢の人が集まる特定の地域で」11歳以上の人全員にマスク着用を義務付けると発表しています。 違反者には1万7千円の罰金が科せられます。
仏国内のいくつかの市や町はすでに同様のマスク着用義務化の措置を導入しており、ベルギーやオランダ、ルーマニア、スペインの一部でも同様の動きがみられます。
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