『鉄西区』『無言歌』『三姉妹 雲南の子』の<ワン・ビン(王 兵)>監督が中国史の闇といわれている「反右派闘争」に迫ったフランス・スイス合作『原題:Dead Souls』が邦題『死霊魂』として、新型コロナウイルスの影響で 公開が延期 されていましたが、ようやく2020年8月1日に全国で公開されます。
8時間を超える(506分)のドキュメンタリー大作になっています。1950年代後半、中国共産党によって突然「反動的な右派」と名指しされた55万人もの人が理由もわからずに収容所へ送られた「反右派闘争」。
収容所は世界的な大飢饉も重なり、大量の餓死者が続出する地獄のような状況と化しました。生存率10%とも言われた収容所から生き延びた人びとが、半世紀以上の時を経てカメラの前で語る体験の数々。2005年から17年にかけて撮影された、120人の証言者の600時間にも及ぶ映像素材を8時間にわたるドキュメンタリー作品として完成させました。
2018年のカンヌ映画祭に特別招待された本作は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019のインターナショナル・コンペティション部門で上映され、ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)と市民賞(観客賞)をダブル受賞した作品です。
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