人口動態総覧・前年比較抜粋(令和元年10月1日現在の推定)
厚生労働省は5日、2019年の人口動態統計を公表しています。死亡数から出生数を引いた人口自然減は51万5864人で、初めて50万人を超えました。1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」は1.36で、前年を0.06ポイント下回り、4年連続で低下しています。政府は出生率を25年度までに1.8に引き上げる目標を掲げていますが、達成は一段と厳しさを増しているようです。
厚労省の担当者は「2018年の婚姻件数が前年比3.4%減で戦後最少だったことが、2019年の出生率低下につながったとみられる。子育ての不安や経済的問題を取り除くことが重要だ」としていますが、毎年同じ指摘のように思えます。
出生数は86万5234人(前年比5万3166人減)で、4年連続で過去最少を更新しまし。25~39歳の女性人口が減っており、厚労省は今後も減少傾向は続くとみています。死亡数は戦後最多の138万1098人(同1万8628人増)でした。
自然減は2005年に初めて発生し、2007年以降は減少幅が毎年拡大。2019年は前年より7万1794人拡大しています。
平均初婚年齢は夫31.2歳、妻29.6歳でいずれも6年ぶりに上昇。第1子出産時の母親の平均年齢は30.7歳で、都道府県別の出生率は沖縄1.82が最も高く、次いで宮崎1.73、島根1.68の順になっています。低いのは、東京の1.15で、宮城1.23、北海道1.24です。
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