ファルコン植物記(2040)ナンジャモンジャの木【ヒトツバタゴ】
5月
23日
【ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ・一つ葉田子)】はモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種で、同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、本種は小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名が付けられています。
花期は5月頃で、新枝の枝先に10cm程度円錐形に集散花序をつけます。花冠は深く4裂しています。雌雄異株ですが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株です。花は弱々しく、簡単に風で飛び散ってしまうため観賞期間は限られます。
秋に、直径1cm程度の楕円形の黒紫色の果実を実らせます。できる実は、「ネズミモチ」 や 「イボタノキ」 に似ており、表面に粉を吹くのが特徴です。