ファルコン植物記(2037)苺の白い花【とちおとめ】
5月
16日
【とちおとめ】は全国的に見ても現在最も多く作られている品種ですが、主に関東で消費され、関西では【あまおう】の方が多く、また、【さちのか】 や【さがほのか】など九州産が多いようです。
【とちおとめ】は、【とちおとめ】」とは、栃木県農業試験場で育成され、1996年(平成8年)11月に品種登録された苺です。「久留米49号」に「栃の峰」を交配して選抜・育成された品種で、現在では栃木県内で生産されている苺の9割以上がこの【とちおとめ】となっているようです。
【とちおとめ】は一般的に、粒が大きめで形がよく、鮮やかな赤色をしています。糖度が高く、適度な酸味を持っており、果汁もたっぷりでジューシーな味わいです。果肉が詰まっているのでしっかりとした歯ごたえがあり、比較的日持ちがするのも魅力のひとつとされ、収穫してすぐのものは甘く強い香りがするのも特徴で、鮮度を見極めるための判断材料として香りを重要視されるようです。