『神在月のこども』公開決定@<白井孝奈>監督
5月
6日
本作は、 「島国の根」と書く神話の地「島根・出雲」を目指して駆ける少女の成長を描き、劇場オリジナルアニメ。日本各地で「神無月」と呼ばれる10月が、出雲では「神在月」と呼ばれる由縁。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議「神議り」を行うという云われを題材として、人々と神々、各地と出雲、そしてこの島国の根にある「ご縁」という価値観をアニメーションで描きます。
母を亡くし、大好きだった走ることと向き合えなくなった少女「カンナ」。そんな彼女のもとへ、一羽のうさぎ(シロ)と、一人の少年(夜叉)が現れ、出雲までの旅に「カンナ」をいざないます。まわりはじめた神々の歯車。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅が始まります。
主人公の「カンナ」役には 『海よりもまだ深く』 (2016年) ・ 『三度目の殺人』 (2017年) ・ 『万引き家族』 (2018年)など多くの<是枝裕和>監督作品に出演、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 (2018年・監督:湯浅弘章)で初主演を果たし、第43回報知映画賞新人賞を受賞するなど17才の<蒔田彩珠>が決定。そして、神使の兎「シロ」役を<坂本真綾>(40)、少年(夜叉)役に<入野自由>(32)が声を当てています。
アニメーション監督には、 『海獣の子供』 (2019年・監督: 渡辺 歩)に参加していた<白井孝奈>が初めて務めます。彼女は島根出身の祖母を持つ縁もあり、原案から参加しています。