今年の読書(28)『シネマと書店とスタジアム』沢木耕太郎(新潮文庫)
5月
6日
本書はコラム集ですが、タイトル通り大きく3つの部門「映画」と「書籍」と「スポーツ」に関してまとめられています。「スポーツ」としては、「第18回冬季オリンピック(1998年長野オリンピック)」と「2002年FIFAワールドカップ」の観戦記でまとめられていましたが、軽く読み流しました。
「映画」に関しては36本が、「書籍」に関しては40冊が取り上げられていて、観た「映画」や既読の「書籍」に関しては、著者の視点との違いを確かめながら、読み進めました。
ただコラムのタイトルだけでは、たとえば、「虚と実の教会への冒険行」のタイトルが『ディスタンス』(2001年・監督:是枝裕和 )、「静かで深い時間の特権的な輝き」では、の『倒錯の舞踏』著者:ローレンス・ブロック)という具合に、どのような「映画」なのか「書籍」なのかが分かりずらい構成で、後から探し出す目次目的では、利用しずらい構成だと感じました。