『ジュディ 虹の彼方に』@<ルパート・グールド>監督
12月
26日
ハリウッド黄金期を支えるも波乱に満ちた生涯を送り、47歳でこの世を去った<ジュディ・ガーランド>です。舞台『End of the Rainbow』を映画化した本作では、「ドロシー」役でスターとなってから30年が過ぎた彼女の英ロンドン公演での日々がつづられます。『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年・監督:シャロン・マグワイア)の<レニー・ゼルウィガー>が「ジュディ」を演じています。
17歳のときに『オズの魔法使』の現場で「その声で100万ドル稼がせてやる。君は別世界に住んでいる」と芸能界の夢を聞かされる<ジュディ・ガーランド>、『虹の彼方に』(作詞:エドガー・イップ・ハーバーグ・作曲:ハロルド・アーレン。1939年のアカデミー歌曲賞を受賞している )が流れる予告には、そんな彼女が借金を抱え住む家も失いながら、ステージで歌い続ける晩年の姿が収録されています。「それでも信じたいの。スポットライトの中で愛されることを」「歌わせて。ここでしか生きられないから」といった<ガーランド>の決意に満ちたセリフも流れています。
『劇場版 嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~/リチャード二世』(2012年)・『トゥルー・ストーリー』(2015年)の<ルパート・グールド>が監督を務めた『ジュディ 虹の彼方に』は、2020年3月6日より全国ロードショー公開されます。
ちなみに<ジュディー・ガーランド>と2番目の夫<ヴィンセント・ミネリ>の長女が、映画『キャバレー』(1972年・監督:ボブ・フォッシー)・『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977年・監督:マーティン・スコセッシ)やミュージカル『シカゴ』などに出演した女優<ライザ・ミネリ>(1946年3月12日~)です。