神戸：ファルコンの散歩メモ

世界初の完全電動商用機の試験飛行が１０日、カナダのバンクーバーで行われたようです。航空機による大気汚染の問題を将来、解消するものと期待される試験飛行です。、航空機にも環境に配慮する流れが生まれる起因になる朗報だと思います。

米シアトルを拠点に航空機用の電動モーターを開発している「マグニクス」は「この試験飛行により完全に電動化された航空機の商用化が可能だということが示された」としています。さらに、この技術により航空会社は大幅なコスト削減が可能になるとし、「電気飛行機時代が始まった」と述べています

試験飛行に使用された電気飛行機の本体は、製造から６２年が経過しているデハビランド・カナダ製のＤＨＣー２ビーバーという水上機で、電動モーターが組み込まれています。

バンクーバー空港に近いフレーザー川沿いで日の出後すぐに行われた試験飛行には、約１００人の見物人が訪れ、飛行は１５分間ほどで終了したようですが、今後も電気飛行機の信頼性と安全性の確認のため試験飛行が続けられます。加えて電動モーターは、規制当局の承認と認可を受ける必要がありますが、バッテリーに関する課題が大きいようで、試験飛行を行った型の飛行機はリチウムバッテリーで１６０キロしか飛行できないようです。