『夏時間の庭』(2008年)や『アクトレス~女たちの舞台~』(2014年)の<オリヴィエ・アサイヤス>監督が第75回ヴェネチア国際映画祭に出品した作品『冬時間のパリ』の予告編が公開されています。
フランス・パリの出版業界を舞台に、迷える大人たちの愛の行方を描いた本作。敏腕編集者「アラン」を『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(2018年)の<ギョーム・カネ>、「アラン」の妻で女優の「セレナ」を 『真実』 (2019年)の<ジュリエット・ビノシュ>、作家「レオナール」を『女っ気なし』(2011年)の<ヴァンサン・マケーニュ>が演じています。<エリック・ロメール>の『木と市長と文化会館 または七つの偶然』(1993年)に着想を得ており、同作で主演を務めた<パスカル・グレゴリー>も出演しています。
予告編は、「レオナール」の「実は俺浮気してるんだ」というセリフから始まります。「レオナール」は不倫相手との情事を小説にしていますが、本を出版してきた友人「アラン」の妻「セレナ」こそが不倫相手でした。さらに「アラン」も歳下のデジタル担当と不倫中。それぞれの関係がもつれ合うさまが、デジタルに移りゆく出版業界の今と絡めて綴られていきます。
『冬時間のパリ』は12月20日(金)より東京のBunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショーされます。なお<アサイヤス>が12月上旬に来日することが決定しているようで。詳細は追って発表されるとのことです。
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