<ランディー・メッセンジャー>引退試合@<阪神タイガース>(103)
9月
29日
阪神が打線爆発で5連勝。3位広島にゲーム差なしまで肉薄し、奇跡の逆転クライマックスシリーズ出場にあと1勝としています。
<メッセンジャー>は先頭<大島>を迎え、初球は147キロの直球がワンバウンドしてボール。2球目も外れましたが、3球目は143キロ真っすぐで空振り。その後フルカウントとなり、6球目。高め146キロのストレートに<大島>のバットが空を切り、空振り三振に仕留めたところでマウンドを降りています。
内野手全員が<メッセンジャー>に駆け寄り、ベンチからは<矢野>監督も就任後初めてマウンドへと向かって<メッセンジャー>をねぎらっています。帽子を取って満員のスタンドのファンに頭を下げ、チームメートの鳥谷から花束を受け取ると、本拠地・甲子園は4万6695人の温かい拍手に包まれました
投手陣は引退登板となった<メッセンジャー>から、<高橋遥>、<ガルシア>、<岩崎>、<ドリス>、<ジョンソン>、<藤川>と小刻みにつなぐ執念の継投。九回2死、<藤川>が<堂上>に適時打を打たれ、チームは4試合連続完封ならず。それでも<ガルシア>が4連勝で、6勝目(8敗)を手にしています。
本日の1勝で<阪神>は勝率5割に復帰し、2年ぶりに本拠地勝ち越し。2リーグ分裂後のチームの連続無失点イニングは42でストップしましたが、CS出場に王手をかけています。ただ、30日の中日戦勝利が絶対条件。引き分けなら勝率5割同士でも、勝ち数で上回る広島が優位になります。