< 仏パリの自宅で開催されたイベントに出席した米トニ・モリスン氏(2012年9月21日撮影・資料写真) >
米黒人女性作家として初めてノーベル文学賞を受賞したアメリカにおける黒人文学の立役者<トニ・モリスン>さんが5日、肺炎の合併症のためニューヨークの医療施設で死去されています。88歳でした。米メディアが報じています。
1931年2月18日、米オハイオ州ロレーン生まれ。1970年に大恐慌時代のアメリカ中西部を舞台に、白人の容姿に憧れる黒人の少女の一年間を描いた「青い眼がほしい」で文壇にデビューし、「ソロモンの歌」(1977年)で全米批評家協会賞、自らの子が奴隷となることから逃れるために殺害する女性の姿を描いた「ビラヴド」(1988年)は、2006年、『ニューヨーク・タイムズ』により、過去25年間で最も偉大な小説に選ばれ、1988年にピュリツァー賞を受賞しています。1993年にはノーベル文学賞も受賞しました。
黒人女性の姿を描き続け、2012年5月には当時の<バラク・オバマ>大統領から文民に贈られる最高位の勲章の「大統領自由勲章」を授与されています。
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