なにわ筋線の鉄道事業許可@国土交通省
7月
10日
「なにわ筋線」は、大阪市中心部の梅田・中之島・難波を南北に縦貫する鉄道の計画路線です。大阪府やJR西日本などが出資する第三セクターの関西高速鉄道が建設主体となり、JR西日本と南海電鉄が線路など設備の使用料を支払う「上下分離方式」が採用されます。
整備区間はJR東海道本線(梅田貨物線)に接続する北梅田から、関西本線に接続するJR難波と、南海本線に接続する新今宮まで。途中には、中之島、西本町、新難波の3駅が設置される計画です(駅名はいずれも仮称)。事業延長は計約7.2km、費用は約3300億円。開業目標は2031年春です。
国土交通省は「なにわ筋線」の事業について、路線整備により、関西空港と梅田が直結するほか、新大阪と大阪南部地域とのアクセス性が改善するなど、近畿圏の社会経済発展に貢献することが目的としています。