新型鉄道車両「AZUMA」@日立製作所
5月
15日
電化していない区間もディーゼルで走れるのが特徴です。柔軟なダイヤ編成が可能になり、輸送効率が上がるといいます。15日にロンドンと中部リーズの間で営業運転を開始し、順次北部スコットランドの都市まで運行する予定です。英国東部を走るため、「あずま」と名付けられています。
一方、日立は英中部ニュートンエイクリフの鉄道車両工場を拡張する方針を明らかにしています。英国の欧州連合(EU)離脱の行方を見極めた上で最終決定されます。追加投資は数十億円規模となる見通しとなっています。
日立は英国の他の路線にも車両を売り込むほか、次世代の高速鉄道「HS2」の大型受注も目指している。同社は2015年にイタリアの鉄道車両製造会社を買収し、2019年3月期の鉄道事業の売上高は約6200億円に増えた。2020年代に同事業の売上高を1兆円まで増やす目標を掲げています。