第91回アカデミー賞発表@日本の2作品受賞ならず
2月
25日
「スパイダーマン スパイダーバース」は、第76回ゴールデングローブ賞の最優秀アニメーション映画賞を獲得し、第46回アニー賞でも最高賞となる長編アニメーション作品賞を含む最多7部門を制覇。第72回英国アカデミー(BAFTA)賞でもアニメーション映画賞に輝き、主要映画祭で受賞を重ね、第91回アカデミー賞ではオスカーの栄光に輝いています。アビ・アラド、そして「LEGO(R) ムービー」で知られる<フィル・ロード>と<クリストファー・ミラー>の監督コンビが製作を務め、原作コミックに存在する様々なタイプのスパイダーマンを一挙に登場させる奇抜なアイデアと、3Dの背景に2Dのアニメーションを重ねる野心的な映像スタイルが話題を呼びました。
外国語映画賞は1970年代のメキシコの中流家庭を描いた『ROMA/ローマ』(アルフォンソ・キュアロン監督)が受賞。同作は作品賞や監督賞など最多10部門で候補入りし、キュアロン監督は撮影賞も獲得しています。
『万引き家族』は、昨年5月にフランスで開催された第71回カンヌ国際映画祭で、日本映画として21年ぶりに最高賞 「パルムドール」 を受賞。国際映画祭において最高の評価を受けたことで、オスカー受賞の機運が高まっていましたが、作品賞の筆頭候補にして、前哨戦となる第76回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞していた『ROMA/ローマ』の壁は厚かったようです。