世界初人工授精・ふ化「リュウグウノツカイ」@沖縄美ら島財団研究センター
2月
21日
「リュウグウノツカイ」は全長5メートルにもなる深海魚。長く伸びる背びれや腹びれ、細長い銀色の体が特徴でアカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属しています。世界中の外洋に分布する。目撃例が少なく、生態はほとんど分かっていません。
研究センターによりますと、今年1月28日、読谷村沖合の定置網で全長約3メートルの「リュウグウノツカイ」雌雄2匹がかかっていました。2匹は運搬中に死亡しましたが、それぞれから取り出した精子と卵子で人工授精を行い、約2週間後に約20匹の稚魚が生まれています。
稚魚は全長約7ミリ。成魚に似た長く伸びる背びれも確認された。稚魚を分散、使用する水や形が違う複数の水槽で飼育してきましたが、19日までにすべて死亡しています。餌をうまく食べられなかったことが原因の可能性が高いといいます。