福を求める男たちが参拝一番乗りを目指して神社境内を激走する、西宮神社の「福男選び」が、今年も10日朝に行われました。この神事の様子をレゴブロックで再現した作品が、阪急梅田駅に併設された商業施設・阪急三番街の「HANKYU BRICK MUSEUM」に展示されています。
大量の男の人が慌ただしくダッシュするシーンばかり印象に残るイベントですが、ブロックで精巧につくられた作品を見ると、レゴをつかった表現の面白さとともに、あらためて神事の奥深さが感じとれるとか。
西宮神社は商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社。「福男選び」は、例年100万人以上の人出でにぎわう十日えびすにあわせて行われる神事です。今年は約5000人が集結。夜明け前の午前6時、開門の合図とともに、待ち構えていた男女が一斉に飛び出し、約230メートル先の拝殿まで境内を駆け抜けました。
今年の一番福をつかみ取ったのは広島県福山市の<山本優希>さん(22・消防士)。二番福には地元・西宮市出身でピン芸人の<伊丹祐貴>(30・よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、三番福には兵庫県加古川市の<玉暉活也>さん(23・フリーター)が選ばれています。
神事をもしたレゴブロックの作品は、縦1・2メートル、横2メートル、高さ40センチの大きさ。日本人で唯一、レゴ認定のプロビルダーに選ばれた兵庫県明石市出身の<三井淳平>さんが手がけました。3万ピースのブロックをつかい、250時間かけてつくられているそうです。
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